研究 超音波

超音波について

超音波(Sonochemistry)とは

sonic(音)とchemistry(化学)を足し合わせてできた言葉つまり、音によって化学反応を起こすこと。 音による化学反応は、音波によって生じたキャビテーションの作用によるものである。ソノケミストリーは非接触で局所的に反応を起こすことが出来るため、医療分野や工業分野への応用の可能性が高い。本研究室では、ソノケミストリーのメカニズムを明らかにするための研究を行っている。

ソノケミストリー

ソノケミストリーの応用例

超音波を照射すると抗ガン剤に変化する物質を体内に投与する(左図)。癌細胞が存在する場所に超音波を照射することによって、局所的に抗ガン剤として活性化させ、副作用を減少させることが出来る(右図)。また、従来のハイパーサーミア法(超音波による温熱療法)と組み合わせることによって高い効果が期待されている。

ソノケミストリーがん治療